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Swimming

2009–

《Swimming》では、同じ水着と水泳帽を身につけ、号令に合わせて動く人々を描いている。学校の水泳授業は、多くの人が子どもの頃、同じ時間、服装、動作を集団で共有した経験である。

その経験を思い起こすと、かつて集団の内側にいた自分は、いつの間にか場面全体を遠くから眺めている。個々の顔や出来事は薄れ、同じ姿をした人々のまとまりが、一つの像として残る。揃って見える身体も、その輪郭はわずかに異なる。私は表情を描かず、その差異によって一人ひとりの存在を浮かび上がらせている。

特定の誰かから離れたシルエットは、記憶の中で再び一人の身体になる。《Swimming》は、集団として共有された経験が、個人の中にどのような像として残るのかを描いた作品である。