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Portfolio note / 2026

描き切らない

私は、対象を一つの明確な像として描き切らず、どこかに確定しない状態を残したいと考えている。

《すもう》では、輪郭や色面の境界にグラデーションを用いる。斜め後ろから見た力士たちは、まず「力士」という集団として認識される一方、近づけば個々を識別することもできる。

《ランタンのオブジェ》では、同じ図像を重ねることで生じるずれや歪み、コピーを繰り返したときのような像の劣化を用いている。対象によって方法を変えながら、「描き切らない」「言い切らない」部分を画面に残している。