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Portfolio note / 2026

身体で場所を知る

《奥の稜線》以降も洞川を訪れ、雨上がりの山から立ち上がる水蒸気やもやについて考え続けた。山を歩く中で、木々や苔、石、土から水分が立ち上がり、自分の身体からも同じように水蒸気が生まれていることに気づいた。

対話を重ねる中で、空気に含まれる水分は「波」のように震えながら身体の表面=肌に触れ、私たちはその感覚によって、自分がいる場所を認識しているのではないかと考えた。

本作では、洞川の山々を示す等高線を「波」として、建物のガラスに直接描いた。ここでの「表面」はガラスではなく、環境に触れる私たちの身体の表面を意味している。